1月下旬の日銀政策決定会合で、マイナス金利の導入が決定されました。
通常、銀行にお金を預けると利息という形でお金をもらえますが(100万円預けて年10円ほど)
マイナス金利になると、利息をもらうどころか金利を取られるというのです。
しかし、現在のところ、通帳預金がマイナス金利になることはないようです。
受け取るものが減る以上、支払うものも減らしたいと思うところです。
ローンを抱えている方は、その支払金利を減らすチャンスです。
住宅ローンの借り換えを検討されている方もいるかと思いますが、
では、金利が1%下がるとすると、どれくらいのインパクトがあるのでしょうか。
具体例で考えてみましょう。
【残債2500万円、残期間25年、固定金利の場合】
以前から固定金利2%で組んでいたローンを固定金利1%で借り換えるとすると、
総額で350万円ほど支払が減るという結果になりました。
ただし、現在組んでいるローンに対しての違約金や、
諸費用(銀行の事務手数料や印紙代など、ローンを組んだ時にかかったもの)が
再びかかってしまうので、総額からこれらの諸費用などを差し引いたものが、
メリットとなる金額となります。
銀行では借り換えの相談会などが開催されており、
知識を得る場としても使うことができます。
また、お客様に合わせたシミュレーションを作成してもらうことも可能です。
住宅ローンは多額の支払いになりますから、
よく検討され、納得の上で契約されることをお勧めいたします。